研究室の指導方針
○ すべての人たちのQOLの向上に寄与する研究や実践を行う
知的障害や自閉症スペクトラムのある子どもをはじめとして、すべての人たちのQOLの向上に寄与することを目指し、パーソン・センタードの実践ができる人材を育成します。そのために、実践研究論文の輪読や教育相談活動を通して、当事者の生活文脈を意識した体験的な学びをしてもらいます。
○ 特別支援教育を担当する教員として「使える」知識やスキルを習得する
ゼミ生の多くは、幼稚園・保育所・こども園や小学校、特別支援学校、その他の児童福祉施設に就職し、支援実践に携わっています。「大学を卒業するための研究」ではなく、将来のキャリアにとって「使える」、あるいは当事者や家族にとって「使える」、つまり「役に立つ」知識やスキルを習得して社会に出ることを目指します。そのために、教育相談活動への陪席や発達障害のある子どもへの個別指導・小集団指導に積極的に参加し、責任感をもってアセスメント、計画、教材作成、指導、データ分析、振り返り、改善のサイクルをゼミ生同士で議論しながら進めてもらいます。
以上を踏まえ、ゼミ生には卒業・修了するまでに、エビデンス・ベースドで実現可能・持続可能な支援を行うために、「客観的な視点」「柔軟な思考」「グローバル志向」「情報収集」「データ分析」「文章読解・表現力」の基礎を培えるよう、指導します。ゼミ開始までに特別な知識や技能はありませんが、「探求心」のある学生を求めます。